【縞々が残っています。(オオクチイシナギ)】
こんにちは。
本日は、スズキ目スズキ亜目イシナギ科イシナギ属のオオクチイシナギをご紹介します。
写真は青森県陸奥湾産のもので、「イシナギ」・「オオヨ」などと呼ばれており、
大きさはやや小ぶりの30cm位でした。
北海道から石川県・高知県などの水深400?600mの岩礁域に生息しています。
体色が濃い褐色で、体側に5本位の白い帯状のラインが入っています。
このラインは成長と共に薄くなりやがて消えていきますが、写真のイシナギは
まだ縞々模様がはっきりと残っています。
あまり大きいサイズよりも、2?3?程の中型サイズが美味しいとされています。
また、大型になると肝臓に多量のビタミンAが含まれており、食べ過ぎると
頭痛・皮膚の剥離などのビタミンA過剰症になる恐れがあります。
(肝臓はすべて市場に流通する際は取り除かれています。)
脂の乗りの良い白身魚ですので、刺身や塩焼き・煮付け・ムニエルなどにすると美味です。