【背ビレにツノのような棘。(アブラツノザメ)】

こんにちは。

本日は、ツノザメ目ツノザメ科ツノザメ属のアブラツノザメをご紹介します。

写真は青森県むつ湾産のもので、「アブラザメ」とも呼ばれていて、

青森県では昔から馴染みのある食材です。

冬から春の寒い時期に多く見られ、底曳網・延縄などで漁獲されます。

灰色の体色に白い斑点が散らばっていること、尻ビレが無いこと、

2つの背ビレの手前にツノのようにツンっとした棘があることなどが特徴です。

オスは70cm、メスは1m位と、メスの方が大きく成長します。

食し方は、ホクッとしたクセの無い身肉ですので、煮付け・フライ・唐揚げなどに。

肝臓や身肉にビタミンAや脂質を多く含み、肝臓から抽出した「肝油」や、

コンドロイチンやコラーゲンの成分が、健康食品や化粧品の原料になったり、

身肉は蒲鉾など、練製品の原料になったりしています。