【環境に適応できます。(ボラ)】

こんにちは。

本日は、スズキ目ボラ科ボラ属のボラをご紹介します。

写真は青森県陸奥湾産のもので、北海道以南の沿岸や河川汽水域に生息しています。

ボラは汚れた水域でも生きていけますが、臭みがついて不味く、

逆にきれいな水域で育つと、美味しくなるのだそうです。

適応能力が高いのか、棲む環境や食べ物で味が変わったりもするのですね。

そしてボラの特徴のひとつに、脂瞼(しけん)という透明な脂肪の膜で目が覆われている事があります。

脂瞼(しけん)は、ボラが高速で泳ぐ遊泳魚ですので、水中での抵抗を少なくするためと、

高速で泳いでいる時に目を保護するために進化したと言われています。

やはり適応能力抜群ですね。

ボラの卵巣を塩漬けして乾燥させたものは「カラスミ」として有名です。

食し方ですが、刺身・塩焼き・フライなどに向いていますので、お試し下さい。