【10時セリには珍しい。(ニシン)】

こんにちは。

本日は、ニシン目ニシン科のニシンをご紹介します。

先日10時セリで水揚げされた、青森県陸奥湾産のニシンです。

鮮魚担当者が言うには、陸奥湾内でニシンが揚がるのは珍しいことだそうです。

ニシンには、太平洋ニシンと大西洋ニシンの2種があり、日本で漁獲されるニシンは、

太平洋ニシンです。

ベーリング海峡から北極海まで分布し、アジア側はベーリング海からオホーツク海、日本海、

日本の太平洋では犬吠崎付近が南限とされています。

日本国内では1897年に北海道で97万トンもの漁獲量があったのですが、

現在の漁獲量はとても少なくなってしまいました。

国内で漁獲されたものは鮮魚として流通し、加工品は主に輸入されたものが使われます。

また、ニシンの卵は塩蔵品の“数の子”に加工されています。

食し方は、生のニシンなら塩焼きがお勧めです。

IPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、ビタミンAやDなど、

栄養価も豊富です。