【本日の10時セリ!!(サクラマス)】
おはようございます。
本日は、サケ目サケ科サケ属のサクラマスをご紹介します。
写真のサクラマスは全長が42センチ、重量が1.3キロあります。
昨年のトピックスでも掲載したとおり、サクラマス(青森ではホンマスと呼ばれています。)は脂のノリが良く、
人気があること、漁獲量が減ってきていることからお値段は若干高めです。
富山県で有名な『鱒ずし』は、以前神通川のサクラマスを使用して生産されていましたが、
現在では多くがカラフトマスを使用しているそうです。
サクラマスが海に出ず、一生を河川でのみ生活するのが『ヤマメ』です。
寿命はヤマメで2年ほど、サクラマスで2年半ほどだといわれております。
食し方は、刺身、ルイベ、塩焼、フライ、ムニエル、バター焼きなどでどうぞ、イヤミが無い脂が最高です。
<よく聞かれて困ること>
サケとマスの違いはなんですか?とよく聞かれます。
サケの仲間は、大きく分けて生涯を河川などの淡水で生活するもの(例、ヤマメ・ヒメマス・イワナetc)。
一生のある時期を荒波にモマレルため、海に出て生活をおくるものとに分類できます。
(例、サクラマス・ベニサケ・シロザケetc)
英語では、淡水生活をおくるものをトラウト『trout』(マス)、海に出るものをサーモン『salmon』(サケ) と呼び、
サケの仲間を区別しています。日本語でも、サケ属の中で海に出る種にはサケを、サケ科の中で淡水生活をおくる種にはマスと付けた名称が使われています。(段々分かりづらくなってきましたね。)
しかし、区別が曖昧なモノもあります。それはマスノスケとニジマスなどです。
サケ科でもっとも大きくなるマスノスケは英語でキングサーモンと呼ばれています。
海に出る分類なので、上記の理由であれば和名もサケの名称が付けられなければなりませんが、
マスノスケが標準和名となっています。
1989年からサケ属となったニジマスも、和名でサケの名称が付けられなければなりません。
淡水生活をしているものはレインボートラウト、海に出て海洋生活をしているものはスチールヘッドトラウトと分けられていますが、英語の呼び名もマスのままになっています。
つまりは、まだザックリとした区別であり、これから名前が変わるかも??しれませんね。
これだけ名前が広まっていると可能性は低そうですが・・・、マスノスケ→サケノスケ ニジマス→ニジサケ
レインボートラウト→レインボーサーモン スチールヘッドトラウト→スチールヘッドサーモンとなるかも・・・。
う?ん。なんだか違和感が・・・。(やっぱりそのままの名称で行きそうですね。)