【本日は、マツブ(エゾボラ)】
おはようございます。
本日は、新腹足目エゾバイ科のエゾボラをご紹介します。
青森などでは、マツブと呼ばれております。
殻?は15センチ程度、殻幅は10センチ程度になります。
殻の表面は肌色から赤褐色で、低く角が張っているような美しいラインがあります。
北海道?三陸地域でよく漁獲されます。ベーリング海でも、多数のエゾバイ属が漁獲されますが、多数の種が混在し、十把ひとからげでツブと呼ばれており、まだ学術上名前のついていないものが多く存在しています。
食し方は、刺身・焼き物・煮付けでどうぞ。
エゾボラはサイズが大きくなるほどお値段が上がっていきます。ツブと呼ばれる中では、1番高価な種類であると言えます。
エゾボラやヒメエゾボラ(青森では青ツブと呼ばれています。)の唾液腺(アブラと呼ばれています。)にはテトラミンという毒が含まれています。
加熱しても分解されないため、調理する前には唾液腺を取り除いてからお召し上がりください。
唾液腺の食感はコリっとしていて、淡い黄色か、白く1つの貝に1対あります。
もし、誤って食すと、食後30分くらいで、モノが2重に見えたり、頭痛やお酒に酔った症状が出ます。
これまでに死亡例などはなく、通常は数時間で回復しますが、あくまでも毒は毒なので、人によっては症状が重くなることもありますから、しっかり除去してください。
このため、エゾボラやヒメエゾボラは別名、『眠りツブ』とか『酔いツブ』などと呼ばれています。
明日は弊社お休みです。お間違いのないように・・・。
最後に一句!!
ああ酔った キミじゃなくて エゾボラに (詠み人 「冗談なのに殴られた」さん)